内部障害
内部障害とは
内部障害は、見た目では分かりにくい内臓の機能障害です。心臓、腎臓、呼吸器、膀胱・直腸、小腸、免疫、肝臓といった複数の臓器の機能低下が該当し、これらは身体障害者福祉法で定められています。
これらの障害は外見から判別しづらいという特性があり、日常生活だけでなく仕事にも影響を及ぼす可能性があります。
障害名 | 主な症状・影響 | 仕事への影響例 |
心臓機能障害 | 息切れ、疲労感 | 長時間の労働や激しい運動が困難な場合も |
腎臓機能障害 | 疲れやすさ、透析治療が必要な場合も | 定期的な通院が必要 |
呼吸器機能障害 | 息苦しさ、肺活量の低下 | 空気の悪い環境での作業が困難 |
膀胱・直腸機能障害 | 排泄困難 | トイレ休憩の配慮が必要 |
小腸機能障害 | 栄養吸収の低下、エネルギー不足 | 体力を使う仕事が難しい |
免疫機能障害 | 免疫力低下、感染症のリスク増加 | 感染症対策が必要 |
肝臓機能障害 | 黄疸、倦怠感、疲労回復の遅れ | 長時間労働や不規則な生活は困難 |
周囲の理解と適切なサポートは就労継続に不可欠です。内部障害を抱える方が働きやすい環境作りのためには、障害特性に合わせた業務内容の調整や職場環境の整備が必要です。また、周囲の理解と配慮も重要になります。
身体障害者手帳を取得することで、様々な福祉サービスの利用が可能になります。就労に関するサポートを受けられる場合もあるので、積極的に活用していくことが就労・転職活動において有益です。