トップサンクスラボの活動第12回 成人発達障害支援学会 東京大会にてポスター発表を実施 

第12回 成人発達障害支援学会 東京大会にてポスター発表を実施 

公開日:
2025.11.06
最終更新日:
2025.10.31

発達障害のある方々への支援や就労の在り方について各分野の専門家・実践者が研究成果を共有する「成人発達障害支援学会」。
2025年10月11日・12日に開催された第12回大会(会場:東京都)では「生涯にわたる支援」を軸に、ピアサポートやデジタル技術の活用など多様なアプローチが議論されました。
(第12回成人発達障害支援学会:https://square.umin.ac.jp/adult-asd/event2025/ )

当社はポスター発表「在宅就労支援利用者に関する実態調査」をおこない、現場での実践を報告。
今回の学会参加を通じて、当事者の声があらゆる現場に反映されていく可能性、そしてAI技術やデジタル環境の活用がさらに進んでいく未来を実感しました。

サテラボでは、就労継続支援事業を通じて実践している「在宅就労」の取り組みを報告し、当事者・医療・教育など多様な立場からの関心と意見をいただきました。

学会の様子 

会場には当事者の参加が非常に多く、発達障害当事者でもある小説家・柴崎友香氏と、専門医・加藤進昌氏による対談がおこなわれるなど、「当事者の世界を体験する」構成が印象的でした。 

その雰囲気からも、学会全体が「当事者主体」の姿勢を重視していることが感じられる大会でした。 

発表内容と反響 

当社からは「在宅就労」に関する事例報告をポスター形式で発表しました。 

会場では、当事者の方や医師、同じく在宅での就労支援に取り組む支援者などから多くの質問をいただき、とくに「定着率」に関する関心が高いことがうかがえました。 

一方で、就労支援事業者としての報告は当社(就労継続支援事業者)を含めても数件で、当社以外では就労移行支援事業者でした。
福祉分野からの実践発表は貴重な機会となりました。 

学会での注目テーマ

本大会では「大会テーマ企画1:ピアスタッフが拓く新しい支援」および「大会テーマ企画2:発達障害におけるピアサポート」2つのテーマ企画が設けられ、当事者同士の支え合いを軸とした発表がおこなわれました。 

発達障害のある方が仲間との関わりを通じて自らの力を発揮し、社会とのつながりを築いていくことの重要性がさまざまな視点から語られていたのが印象的でした。 

また、AI技術やデジタル環境の活用をテーマとした発表も見られました。 
なかでも、ADHD当事者のAI依存傾向に関する研究報告は実に興味深い内容で、テクノロジーとの関わり方をどう支援に生かすかという課題が共有されていました。

ピアサポートとデジタル支援の両面から、より多様で持続可能な支援の形を模索する流れが感じられる大会でした。 

まとめ

今回の学会参加を通じて、在宅就労に関する関心の高まりや、医療・教育・福祉の垣根を越えた支援の可能性を実感しました。 

サンクスラボでは今後も福祉の専門性を活かしながら、データと現場実践の両面から障がい者の就労・雇用の拡大、推進の発展に貢献していきます。 

本件の発表詳細についてご感心のある団体・企業様はお問い合わせよりご連絡ください。

▶お問い合わせ:https://media.thankslab.biz/contact/

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