【2025年3月】サンクスラボa型事業所で働くタレントさんの成果発表会を開催しました
- 公開日:
- 2025.04.04
- 最終更新日:
- 2025.04.16

こんにちは!サンクスラボ編集部の江崎です。
2025年3月にサンクスラボa型事業所で働く障がいがある方(以降タレントと呼ぶ)の成果発表会を開催しました。
今回は関、佐賀、長崎西浜町オフィスから9名のタレントさんに発表いただきましたが、その中でも2名の方をピックアップし、サンクスラボ入所前と後でどのように変化していったのかビフォーアフターをご紹介したいと思います。
サンクスラボで働く障がい者の方にはどのような経験・スキルをお持ちの方がいるのかが分かるため、障がい者雇用のイメージがわかない企業担当者の方はぜひ参考にしてみてください。
成果発表会の目的
成果発表会とは、企業人事担当者様をお招きし、サンクスラボで働くタレントさんの日々の取り組みを発表することで、具体的なスキルセット、人物イメージや採用イメージを深めていただくイベントになります。
障がい者雇用にイメージがわかない企業様に対しても、まずはライトにご参加いただくことで障がい者の正しい認知を広げるとともに、採用イメージを深めていただくことも可能となります。
タレントさん①:Iさん
まずは、Iさんについてご紹介します。
自己紹介・社歴

Iさんは二分脊椎症・自閉症スペクトラム(ASD)をお持ちの方で、職歴としてはIT企業でのデータ処理や資料作成などをご経験されている方です。
特技はマジックで、マジシャンとしても活動されています。
サンクスラボ入所前

Iさんは対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つである、自閉症スペクトラム(ASD)をお持ちで、コミュニケーションがうまくいかないことがあり、勤めていたIT企業を退職しました。
その後、サンクスラボのa型事業所で働くこととなりました。
サンクスラボ入所後
体調面/生活習慣

サンクスラボに入所後は、在宅勤務による限定的なコミュニケーションで働くスタイルが合っており、出勤率は99%を超え安定して出勤できるようになったそうです。
サンクスラボでは在宅勤務・テレワークで働くことができるため、Iさんのようなコミュニケーションが苦手に感じている方でも働きやすいとおっしゃる方は多いです。
スキル面

スキル面においては、以前一般企業での業務ではおこなっていなかったスプレッドシートを使った業務ができるようになるなど、事務職としての業務の幅を広げることができました。
また、サンクスラボ入所をきっかけに、ミスをしないように念入りにチェックをするようになり、業務のミスを減らすこともできるようになったそうです。
今後の目標

自身の特性を理解し、在宅という自分に合った環境で活躍できるよう、事務職のスペシャリストを目指されており、現在はスキルアップのためにMOS取得の勉強に励まれています。
タレントさん②:Kさん
続いて、Kさんのご紹介です。
自己紹介・社歴

Kさんは発達障害(ASD・ADHD)をお持ちの方で、職歴としては接客や縫製などをご経験されています。
今回の発表会の司会者の1人でもあり、数十名が観ている中、はっきりと丁寧に司会進行を進められていました。
サンクスラボに入所してからのビフォーアフター
体調面/生活習慣

サンクスラボ入所前は疲れやすかったり、精神的に崩れやすいなど体調面が良くありませんでしたが、入所してからは身体的にも精神的にも以前より良くなり前向きになれたそうです。
スキル面

サンクスラボでの業務を通じてリスト作成・営業メール・デザインなどできる業務の幅が広がりました。
また、ブラインドタッチの速さが向上したり、資格を取得するなど、スキルアップもできているそうです。
今後の目標

今後は事務の仕事に従事できるように、資料作成やプレゼンの上達を目標としているそうです。また、簿記の取得も目指して勉強されています。
編集部感想
今回は2名の方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
私も成果発表会には参加し、発表を全て聞いていたのですが、一般企業で以前は働いていた方が多く、障がいと向き合いながら再度一般企業への就職にチャレンジされている方が多い印象でした。
発表では皆さんそれぞれ障がいをお持ちながらも、前向きに1歩ずつ目標に進んでいることがよく伝わり、参加された企業担当者様からも感動したという声が多々ありました。
今後もサンクスラボでスキルアップを目指していただき、目標とする一般企業への就職が達成できるよう私どもも精一杯サポートさせていただきたいと思います。
成果発表会は定期的に開催される予定となっていますので、また開催された時には別の方もご紹介させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!