トップサンクスラボの活動【スキル特化成果発表会】多様な才能が企業の課題を解決する。サテラボ成果発表会で披露された、即戦力のクリエイティブたち

【スキル特化成果発表会】多様な才能が企業の課題を解決する。サテラボ成果発表会で披露された、即戦力のクリエイティブたち

公開日:
2026.03.31
最終更新日:
2026.03.30

こんにちは!サンクスラボ編集部の江崎です。

サテラボでは、サンクスラボA型事業所で働くタレントさん*が、その高度な専門スキルを披露する「スキル特化成果発表会」を開催しました。

*A型事業所・B型事業所・サテラボが支援する障がいのある方を指します。

サテラボが目指しているのは、障がいの有無に関わらずプロフェッショナルとして通用する技術を磨き、社会に確かな価値を提供することです。

今回の発表会は単なる日々の活動報告ではなく、エンジニアリングやデザイン、デジタルマーケティングといった各分野において、タレントたちが市場で戦えるレベルの成果を積み上げてきたことを証明する場となりました。

今回は、登壇したタレントの中から特に専門性の高いアウトプットを見せた3名(Mさん/Kさん/Yさん)をピックアップし、その実力と情熱の源泉に迫ります。

タレント①:Mさん(熊本オフィス)

プロフィール

熊本オフィス所属のMさんは、2025年冬に入所されました。
現在はリスト作成などの実務をこなしながら、PHPを用いたWebアプリケーション開発という高度な領域に挑戦されています。

Mさんのキャリアは多才です。
新卒でシステムエンジニアを2年間経験した後、IT業界からは10年のブランクがありますが、その間はネイリストとして独立。
技術提供だけでなく、予約管理や経営全般を自ら切り盛りされてきました。

体調面では双極性障害と向き合われていますが、頓服薬を活用した自己管理や、体調の変化をいち早く察知して周囲へ共有する「早期対処」を徹底されており、安定感のある仕事ぶりが光ります。

資格面でも、ITパスポートから応用情報、情報セキュリティスペシャリスト、さらには医療情報技師やネイリスト検定まで、多岐にわたる専門知識をお持ちのスペシャリストです。

成果物の紹介

Mさんが発表したのは、PHPとMySQLを用いた自作の「予約管理システム」です。

このシステムの最大の特徴は、ネイリスト時代の「現場での実体験」が設計に組み込まれている点です。

製作期間は約1か月。UI(ユーザーインターフェース)において「次に何をすべきか直感的にわかること」を最優先し、ボタンの数を絞り込むことで、IT操作に不慣れな現場スタッフでも迷わない操作性を実現しました。

タレント②:Kさん(諫早オフィス)

プロフィール

諫早オフィス所属のKさんは、在籍約5か月。
統合失調症の診断を受けながらも、通院と服薬による体調管理を徹底し、安定して業務に取り組まれています。

休職中に趣味で始めた画像・動画制作が転機となり、約1年間の画像制作の実務経験を積んでこられました。

Kさんの制作理念は、単に「作る」ことではなく「視聴者の行動につながるデザイン」。
デザインの力でクライアントの目標を達成させるという、非常にプロ意識の高い視座をお持ちです。

成果物の紹介

発表では、SNS投稿作品と企業向けの提案制作が共有されました。

SNS投稿では、メンズメイク初心者向けのコンテンツを紹介。

単なる商品紹介に留まらず、使用場所や具体的な手順、注意点までを網羅し、ユーザーの「分からない」を解消する構成に仕上げました。

BBクリームの投稿では、特徴を数値で可視化したり、実際に手に取った写真を活用したりすることで、「信頼性」と「差別化」を両立。その結果、DMやコメントといった反響が大きく寄せられたそうです。

さらに、諫早オフィスの活動として企業2社へのデザイン提案も実施。

  • 飲食店様: チラシからInstagramへの導線を設計し、来店前の不安を払拭する仕組みを提案。
  • ECサイト運営企業様: 商品同梱チラシのデザインを提案。

いずれも企業様から「非常に美しい」「採用したい」と高い評価を受け、実案件としての採用を勝ち取られました。

提案時には「要点をまとめた1枚のシート」を添えるなど、クライアントとのコミュニケーションを円滑にする工夫も欠かしません。

タレント③:Yさん(出島オフィス)

プロフィール

出島オフィス所属のYさんは在籍5か月。デザイナーとしてのキャリアは8年に及び、IllustratorやPhotoshopを自在に操るベテランです。

これまで手掛けたiPhoneケースのデザインは月に約30点を販売。事業所内でもトップクラスの売上を誇ります。

美術学校出身ではないものの、独学と実務を通じてスキルを磨き上げ、現在は個人事業主としても活動。
「ココナラ」で約40件、「ランサーズ」で約6件の採用実績を誇るなど、外部市場でもその実力は証明されています。

統合失調症という障がいを抱えながらも、自身のペースを大切に、プロのクリエイターとして安定したアウトプットを続けていらっしゃいます。

成果物の紹介

今回はロゴデザインやデジタルアートをまとめたポートフォリオを披露していただきました。

ロゴ制作では、医療系、フィットネスジム系、バーなど、それぞれの業態に合わせた緻密な設計思想を解説。

  • 医療系: 内視鏡をモチーフにした奥行きのある表現
  • バー: 黒一色でも成立する余白設計と、ブレンドツールを用いた響きの表現

など、意図が明確なデザインプロセスが印象的でした。

代表作として紹介された『現代の地球』は、Illustrator CS6を駆使して3日間で制作された大作です。

インターネット社会による地球の変容、環境汚染、自然災害といった社会問題をテーマに、「発展の裏側にある現実」を視覚化。

ロゴ制作で培った幾何学的なセンスと3D効果を融合させ、社会的メッセージを高い芸術性へと昇華させた作品です。

まとめ|個性が「スキル」へ、情熱が「カタチ」へ

今回のスキル特化成果発表会を通じて浮き彫りになったのは、サテラボに在籍するタレントたちが持つ「圧倒的な専門性」と、それを実務に昇華させる実行力です。

  • システムエンジニアリング: 現場の非効率をITで解決する、実体験に基づいた設計思考(Mさん)
  • SNSマーケティング: 感情を動かし、具体的な「CV(コンバージョン)」を生み出す戦略デザイン(Kさん)
  • グラフィックデザイン: 8年のキャリアに裏打ちされた、思想を可視化する造形美とメッセージ性(Yさん)

サテラボは、タレント一人ひとりが「障がいのある人」としてではなく、「一人のプロフェッショナル」として評価される社会を目指しています。

この発表会は、彼らが磨き続けてきたスキルが、すでにビジネスの最前線で通用するレベルにあることを示す重要なマイルストーンとなりました。

私たちはこれからも専門性の高い就労支援を通じて、タレントたちが自身の技術を武器に自立し、輝ける場を創出し続けてまいります。

彼らの生み出すクリエイティブが、多くの企業様や社会の課題を解決していく未来にご期待ください。

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