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ADHDの方におすすめの便利グッズ・アイテム14選

公開日:
2025.11.25
最終更新日:
2025.11.25

ADHD(注意欠如・多動症)を持つ方は、日常生活の中でさまざまな困りごとに直面しがちです。

例えば、「うっかり忘れていた!」「気がついたら時間が過ぎていた!」という経験を、何度も繰り返してしまうことも珍しくありません。

こうした困りごとがあるのを分かりつつ、すべて自力で改善するのは大変です。

そんなときに役立つのが、「便利グッズ」となります。小さな工夫や道具の力で、日々のストレスを軽減し、困りごとの解消に繋がるので活用していきたいところです。

本記事では、ADHDの方が抱えやすい困りごと別に、役立つグッズを紹介していきます。

ADHDの特性とよくある困りごと

ADHDの方の特性や困りごとを見ていきましょう。

注意散漫で集中が続かない

授業や仕事中に気が散りやすく、大事な話を聞き逃したり、作業に集中できずにミスが増えてしまうことがあります。複数のことを同時に行おうとすると混乱してしまうことも珍しくありません。

忘れっぽく、物をよくなくす

財布や鍵、スマホなどの大切な物を置き忘れたり、どこに置いたか思い出せずに探し回ることもよくあります。予定や約束を忘れてしまうことで、周囲との関係にトラブルが生じてしまうこともあります。

衝動的に行動してしまう

思いついたことをすぐに口に出してしまったり、考える前に行動してしまうことで、トラブルにつながることもあります。

例えば、順番を待てなかったり、感情のままに反応してしまうことが原因で、人間関係に影響が出ることもあります。

時間管理が苦手

「あと5分だけ」と思っていたのに大幅に遅れてしまったり、締切ギリギリにならないと行動できないといった傾向があります。

その結果、遅刻が多くなったり、余裕を持った行動が難しくなります。

片づけや整理整頓が苦手

物の定位置が決まらず、部屋やデスクの上がすぐに散らかってしまい、探し物に時間がかかることがよくあります。また、物を処分できずに溜め込んでしまう傾向も見られます。

ここに挙げたような特性が重なることで、学校や職場、家庭など日常生活にさまざまな支障をきたしてしまうことがあります。

しかし、自分の特性を理解し、便利グッズやちょっとした工夫を取り入れることで、日々の困りごとをぐっと減らすことも可能です。

無理に「普通」に合わせようとするのではなく、「自分に合ったやり方」を見つけることが、ラクに生きるコツかもしれません。

ADHDの困りごと別!おすすめ便利グッズ

では、ADHDの方の困りごとを解決できる便利グッズをご紹介します。

時間管理が苦手な人におすすめ

タイムタイマー

視覚的に時間の経過がわかるアイテムで、特に子どもから大人まで幅広く支持されています。

赤いディスクが徐々に減っていくことで、「あとどれくらい時間が残っているか」がひと目でわかるため、時間の感覚がつかみにくいADHDの方にとって非常に役立ちます。

タイムタイマーでの時間管理は、勉強や家事など、時間を区切って取り組みたい場面で効果を発揮します。

アラームアプリ(Googleカレンダー、リマインくんなど)

時間を忘れてしまうタイプの人には、スマホのアラーム機能を活用したリマインダーアプリがおすすめです。

予定の数分前、当日朝、1日前など、繰り返し通知を設定できるため、「忘れていた!」という失敗を防ぎやすくなります。

視覚と聴覚の両方から予定を知らせてくれるのがポイントです。

ポモドーロ・タイマー

25分集中して5分休む「ポモドーロ・テクニック」を活用するためのタイマーです。

ADHDの方にありがちな「ずっと集中し続けるのがつらい」「ダラダラと作業してしまう」といった問題を解消し、短い時間で区切ることでメリハリのある行動が可能になります。

専用アプリも多数あり、自分に合ったものを選べます。

忘れ物・物の管理に困っている人におすすめ

TileやAirTag

鍵や財布などの持ち物に付けておくことで、スマホから位置情報を確認できます。

「どこに置いたかわからない!」という場面で活躍し、音を鳴らして探す機能もあるため、自宅内でも発見しやすくなります。

定位置ボックス

忘れ物を減らすためには、「物の住所」を決めるのが効果的です。

玄関に鍵用のボックスを置く、机の上に財布を入れるトレイを設けるなど、置く場所を固定することで「とりあえず置いた結果、どこにあるかわからない」状況を防げます。

チェックリストアプリ(Todoist/Google Keepなど)

外出前の持ち物確認や、旅行準備、日々のToDoなどを可視化できます。

写真付きで登録すれば、視覚的にも確認しやすく、リストにチェックを入れる達成感も得られるため、モチベーション維持にもつながります。

集中力が続かない人に

ノイズキャンセリングイヤホン

外部の雑音をカットすることで、環境に左右されずに集中力を高めることができます。

自宅やカフェ、職場など、どこでも「自分の集中空間」をつくれるのが魅力です。感覚過敏のある人にもおすすめです。

スタンディングデスク

バランスボールチェア:長時間座っていると気が散りやすい人には、立って作業できるデスクや体を揺らせるバランスボールチェアが効果的です。

姿勢を変えることで眠気やだるさが軽減され、集中状態を保ちやすくなります。

集中用BGMアプリ(brain.fm、集中タイマーなど)

脳科学に基づいた音楽で集中力を引き出すアプリです。

カフェの環境音や自然音などを流すことで、外部の刺激を緩和し、一定のリズムで作業を進める手助けをしてくれます。タイマー機能があるものも多く、時間管理と組み合わせて使うのもおすすめです。

衝動性・感情のコントロールに困っている人に

MoodnotesやDaylio

その日の気分や出来事を記録し、振り返る習慣をつけることで、「自分の状態」に気づきやすくなります。

イライラや落ち込みに先手を打ちやすくなり、感情の波に振り回されることを防ぎます。記録の傾向を見ることで、ストレスの原因を発見するヒントにもなります。

フィジェットグッズ(fidget cubeなど)

手持ち無沙汰や落ち着かなさを感じたときに、手を動かすことで気持ちを落ち着ける道具です。

周囲に迷惑をかけずにストレスを発散でき、会議中や電車の中などでも使いやすいのがポイントです。

100均・無印・Amazonでも買える!おすすめプチ便利グッズ

続いて100均や無印、Amazonといった身近なところで買える便利グッズをご紹介します。

ケーブル整理グッズ

配線が絡まった状態は視覚的なノイズとなり、集中を妨げる原因になります。

ケーブルをまとめて整えることで、机まわりがすっきりし、作業に集中しやすい環境が整います。

ミニホワイトボード

冷蔵庫に貼れるような裏がマグネット式になっていて、ToDoリストが書き込めるものがおすすめです。

ToDoリストを活用すれば、やることを視覚的に「見える化」することで、頭の中を整理しやすくなります。

ホワイトボードなら、繰り返し書き換えられるため、日々の予定やタスク管理にぴったりです。

小分け収納ポーチ

カバンの中がごちゃごちゃして物を探す時間が長くなるのを防げます。

持ち物を用途ごとに分類して収納することで、必要なものをすぐに取り出せるようになります。

この項目で紹介したようなアイテムは、100円ショップや無印良品、Amazonなどで手軽に購入できるため、コストをかけずに日常に取り入れやすいのが魅力です。

「ちょっとした不便」を解消することで、日常のストレスを減らし、生活の質を向上させることができます。

まとめ

ADHDの特性は便利グッズを取り入れるなどの工夫でカバーができます。

タイマーやToDoリストなどのシンプルなアイテムから始めてみることで、日常が少しずつ快適になっていきます。

焦らず、楽しく、自分らしい生活を目指していきましょう。

記事監修者:衛藤 美穂

サンクスラボ株式会社 サテラボ事業部 カスタマーサクセスチーム

アメリカの大学で心理学を学んだ後、不動産、メーカー、教育と多岐にわたる業界を経験。 前職までに約2,500社以上の管理職・取締役に対し、提案営業やコンサルティングを通じて、現場の複雑な問題解決を支援してきた「企業課題解決」のプロフェッショナルです。
現在はサンクスラボにて、その豊富なビジネス経験と、10年以上にわたり研鑽を積んできたカウンセリングスキルを融合。 「企業の論理」と「障がい者従業員の心理」の双方を深く理解する稀有な存在として、障がい者雇用のサポートとセミナー(登壇歴2年)に従事しています。

■保有資格
MFCA認定プロフェッショナルコーチ:2023年取得
夫婦カウンセラー:2012年取得

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